「僕のヒーローアカデミア」は堀越先生による作品で日本および、海外でも人気の漫画です。
しかし、2月3日発売の週刊ジャンプの「僕のヒーローアカデミア」に悪役として登場した「志賀丸太」の名前に海外、特に韓国からの批判が相次いでいるようです。
そこで韓国でのリアルな反応をまとめてみました。(韓国在住の方の情報です。)
【ヒロアカ】志賀丸太のキャラ名炎上の理由
今回新しく登場した“志賀丸太”は、人体実験を行う悪役として登場しましたが、この登場人物の名前が戦争を連想させると韓国で話題となっています。
“マルタ”は、第二次世界大戦時に、日本の731部隊による人体実験の被害者を称する隠語として知られており、意図的に名づけたのではないかと批判が殺到したわけです。
結局、堀越先生は謝罪とキャラ名の変更を発表。
今週発売のジャンプで登場した志賀丸太という名前について、歴史的な出来事を想起させるというご意見を多くいただいています。命名にあたり、そのような意図を込めたつもりはありませんでした。ご指摘のお声を重く受け止め、今後は名前を差し替えさせていただきます。
— 堀越耕平 (@horikoshiko) February 3, 2020
また、少年ジャンプの編集部からも正式に謝罪と発表がありました。
週刊少年ジャンプ10号(2月3日発売)『僕のヒーローアカデミア』についてお知らせ
週刊少年ジャンプ編集部 pic.twitter.com/rKzagOJHl0
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) February 3, 2020
日本でも今回の炎上騒動に関する言葉が相次いでトレンド入りするなどかなり話題となっています。
そこで実際の韓国国内でのリアルな反応をまとめてみました。
ヒロアカ炎上!?韓国のリアルな反応
韓国での批判以外の反応
- (こんなに反応があると普通の)丸太っていゆう言葉も使いずらくなるね…
- ちょっと意外だったのは、今回の炎上に対して問題提起する日本人も多かったこと。
- 他国のファンは今回の炎上について、キャラクターはただのキャラクターだよ、韓国人と中国人が敏感なだけってつぶやいているけど。頭をハンマーで殴られた気分。しっかりしてください。
- ヒロアカのマルタを最初に指摘したのは韓国のツイッターユーザーだけど、韓国よりも中国のほうが炎上しているね。
- ヒロアカマルタ炎上について少年ジャンプ公式ツイッターに、ただのキャラクター名変更だけではなく謝罪を求めるユーザーをブロックしているのを見ると..少年ジャンプも問題だね。
批判以外のコメントを抜粋しましたが、正直少なかった印象です。
韓国での批判、悪い反応
- ヒロアカに失望した。
- ヒロアカ、バイバイ。買い集めたグッズは安く売って、売れ残ったものは処分しますね…
- あえてその名前を使ったことに対してとても怒りがこみ上げてきますが、言葉の意味が変わり歪んでしまい本当に重要なものはなにかを忘れてしまったことが悲しいです。ヒロアカ、楽しみにしてたけど、もう読みません。
- ヒロアカの作家がキャラクターの名前を気を配って意味付与し名づけることで有名なのに。新しいキャラクターの名前がマルタだなんて。731部隊を連想してしまいますね。
- 日本のアニメをあさりながら、ある程度の歴史的問題や右翼は覚悟していましたが、これは度を越えてしまったケースで…公式発表もそんな意図はなかった、訂正しますだけだし…謝罪がない公式発表は意味がない。そんな態度をみて、これまで通り漫画を読むことはできません。
- 日本では歴史をきちっと学んでないのは知っていたけど、メディアや漫画にて歴史を歪めてしまうと、この先、その単語の意味をだんだん違う意味として使われるようになると思う。
- ヒーローアカデミアは今日からは完結したことにしてもう読まない。
- ヒーローアカデミアはファンに謝罪をしてください。歴史に関することを使用する場合、その歴史について詳しく調べずに使用するのですか?
- 公式発表にて謝罪をしてください。
- 今までとても面白かったのに。これからはチラ見もしません。
- オタク生活の中で、今まで読むのを休むことはあっても、読むのをやめたことはなかったけど。ヒロアカは手放します。バイバイ~
- 日本人は、ん?丸太がどうしたの?とか、ヒロアカは日本の漫画なのにどうして海外で炎上するの?とかツイートしているのを見たけど、それは違うと思う。
- ヒロアカ読まなくてよかった。内容が複雑で、読むかまよっていたところだった。
- 訂正しますで終わる問題ではありません。正式な謝罪を求めます。
- ヒロアカの作者がキャラクターの名前を適当に名づける人ではないので、意図はなかったというけど、漢字まで一致するのに、本当に意図はなかったの?
- やってられないね!家にあるヒロアカの漫画は全部売ります!
- このまま潰れたらいいのに。
- ヒロアカの公式発表に対するコメントを見ていると、外国人が日本の漫画を読んで丸太という一般名詞についてけちをつけるなんて!堀越先生がかわいそう!がほとんどですね。すでにあなたたちに合わせてキャラクター名も変えたのに謝罪文を出せなんて失礼!ってほざいている。
- ヒロアカはもう読まないから。ヒロアカ読んでいる人はブロックしますし、納得できない人はフォロー外してください。
- ヒロアカは韓国で有名なことを作家が知らないはずがないのに、こんなひどいことができるんだね。
かなり大きな騒動になっていることが分かります。
韓国読者の意見や、観光の反応に対する印象
今回の騒動に関してツイッターやネットのリアルタイムトレンド欄では“ヒロアカ”や“僕のヒーローアカデミア”という単語は確認できませんでした。
韓国のネットニュースも確認しましたが、記事は数件。つまり今回の件については、特にツイッターユーザーの中で話題となっているようです。(ネットニュースへのコメントよりツイッターでの投稿が圧倒的に多かったです。)
翻訳をしながら、「今回の件は見逃すわけにはいかない!」という韓国人ファンの強い意志を感じました。日本を擁護する言葉はほぼゼロ。
実際、この漫画を読んでいる韓国の方に意見を求めたところ、やはり戦争に関連する言葉などにはまだまだよく思っていない人も多いから、炎上しても仕方がないと思うとのことでした。
今回は、人体実験の被害者を称する“マルタ”という言葉が、人体実験を行う悪党(敵)のキャラクターの名前として登場したことから、意図的なものではないかと推測するファンが多く、ツイッターやネット上にてこれから僕のヒーローアカデミアは読まない!グッズは処分します!等、ファンを止めます宣言をする人が多くみられました。
日本では“マルタ”という言葉がどうゆう意味なのか、今回の件を通して初めて知った方も多いと思いますが、ツイッター上には、日本の歴史認識は間違っているという意見も見られました。グローバルな時代だからこそ、知らなかったでは済まされないことがたくさんあり、難しい問題であることに変わりはなさそうです・・・。